今回は、福岡県のお客様よりお預かりしたアウディ RS3の修理事例をご紹介します。
アウディの先進的な「流れるウインカー(シーケンシャルウインカー)」に発生したごくまれのトラブルです。
■ 発生していた問題:左テールランプのみシーケンシャル動作が停止

オーナー様よりご相談いただいたのは、以下の症状でした。
- 通常時: 右側のテールランプは正常にシーケンシャル動作(流れるウインカー)を行う。
- 不具合箇所: 左側のテールランプのみ、シーケンシャル動作をせず、通常の「点滅(点灯・消灯)」になってしまう。
片側だけシーケンシャルが停止し、点滅動作になるという状態は、視覚的な違和感だけでなく、車検不適合となる可能性もあります。
■ 原因究明:車両コントロールモジュールのユニットの故障
今回の修理で特に厄介だったのは、診断機にかけても一切のエラーコードが検出されなかったという点です。
この制御ユニットは非常に複雑で、単体での修理が困難な場合や、仮に修理が可能でも、部品代と工賃を合わせると非常に高額な費用になってしまうケースがほとんどです。
■ お客様へのご提案:高額修理を回避する現実的解決策
お客様の費用負担を第一に考慮し、高額なユニット交換や制御回路の修理ではなく、実用性と法規適合性を両立させる解決策にて、ご承認いただきました。
- 解決策: 正常に動作している右側のテールランプも、強制的に「点滅(通常ウインカー)」動作へ回路を加工します。
- 結果: 左右両方とも通常の点滅動作に統一されるため、違和感がなくなり、ウインカーとしての機能性と法規適合性を確保できます。
これにより、高額な修理費用を大幅に抑えることができ、お客様にも大変ご満足いただけました。
■ アウディのカスタム・修理はWJPへ!
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