福島県のお客様、ご依頼ありがとうございます!210系クラウン前期アスリートGに後期ヘッドライト移植 – Gグレードは配線だけではダメ!
210系クラウンの前期モデルから後期モデルへのヘッドライト移植は、その精悍な顔つきに憧れる多くのオーナーにとって魅力的なカスタムです。しかし、特にアスリートGグレードの場合、単純に配線を変更するだけでは、チェックランプが点灯したり、AHB(アダプティブハイビーム)が正常に作動しなかったりといった問題が発生します。
今回、福島県のお客様より、210クラウン前期アスリートGに後期ヘッドライトを移植したいというご依頼をいただきました。Gグレードの車両への移植は、配線加工に加えて、AHBを正常に作動させるための特別な作業が必要となります。

前期アスリートGに後期ヘッドライトを移植する際の注意点
210系クラウン前期アスリートGに後期ヘッドライトを移植する場合、以下の点に注意が必要です。
- チェックランプ点灯: ヘッドライトの配線を変更しただけでは、車両側が異常を検知し、チェックランプが点灯します。
- AHBの非作動: 後期型のAHBは、前期型とは異なる制御方式を採用しています。そのため、配線を変更しただけでは、AHBが正常に作動しません。
これらの問題を解決するためには、配線加工に加えて、AHB関連の部品の追加が必要となります。
具体的な作業内容
今回の作業では、まずヘッドライトを、分解しました。その後、配線図を参考にしながら、配線を一本ずつ丁寧に加工しました。また、AHBを正常に作動させるために、AHB関連の部品を追加しました。その後、ヘッドライトレンズの防水処理をし防水テストを行います。しかしいくつか注意点があります210系クラウンのヘッドライトは、LINバス通信によって制御されているため、単体ではテストはアナログな方法(電源直結など)で行うしかなく動作テストを行うことができません。ヘッドライト単体では、車両からの信号を受け取ることができず、正常な動作を確認することができません。ご郵送でのご依頼の場合、最終的なテストを行うには、実車への仮組みが必要です


