本日は、佐賀県内の業者様よりご依頼いただいた BMW 5シリーズ(F10) のヘッドライト修理の様子をご紹介します。
■ 症状:完全不点灯…原因は「予想通りの水没」
「ライトが点かなくなった」とのことでお預かりした今回のユニット。 外観から嫌な予感はしていましたが、内部を分解してみると、「水没による重症」状態でした。

F10に限らず、欧州車のヘッドライトは気密性が損なわれると、結露を通り越して内部に水が溜まってしまうことがあります。
■ 内部の腐食が深刻なレベルに

特にダメージが大きかったのが、コントロールユニット(CPU)と内部のハーネス類です。
- CPU: 基板まで完全に浸水し、ショートした跡がありました。
- コネクタ・ハーネス: 水分による腐食(青錆)が進行し、通電不良を起こしていました。

ここまで腐食が進むと、単に乾燥させるだけでは直りません。

■ 今回の修理内容
- 内部クリーニングと乾燥: 残った水分と汚れを徹底的に除去。
- ハーネス・コネクタ交換: 腐食した端子や配線を引き直し、確実な導通を確保。
- CPU交換: 故障した純正ユニットに代わり、コストを抑えた社外CPUを組み込み。

■ 運命のコーディング
社外CPUを使用する場合、最も神経を使うのがコーディング(車両への認識作業)です。 「純正品ではないパーツを、BMWのシステムが正常に受け入れてくれるか」 ここがスムーズにいくかどうかで、完治までのスピードが変わります。


