こんにちは!LEDプロデュース WJPです。
今回は、福岡県の業者様よりご依頼いただいた、BMW F20型 1シリーズのヘッドライト水漏れ修理のご紹介です。
お預かりしたヘッドライトは、レンズ内部に水滴や水跡が見られ、水漏れが発生している状態でした。一度すでにレンズ周囲にコーキングが施されていた形跡があったことです。しかし残念ながら、その処置では水漏れは止まらなかったようです。
ヘッドライトの水漏れは、レンズとハウジングを接合しているシーリング材(ブチルゴムなど)の劣化が主な原因です。一度水漏れが始まると、外側からのコーキングだけでは根本的な解決にならないケースが多くあります。

これは、すでに劣化したシーリング材の隙間から水が侵入していたり、内部に水が滞留してしまっていたりするためです。単純に外からコーキングを追加しても、肝心な部分が塞がれていなかったり、既存の経路が残っていたりすると、水漏れは再発してしまいます。
「徹底分解修理」で水漏れを根絶!
今回は、水漏れの根本原因を突き止めるため、そして内部に残ってしまった水跡を綺麗にするため、ヘッドライトレンズを一度完全に分解する作業を行いました。
丁寧な分解: 状態を確認しながら、慎重にレンズをハウジングから分離します。既存のコーキング材も綺麗に除去しました。

内部の徹底クリーニング: レンズの内側や内部のリフレクター、プロジェクターユニットなどに付着した水跡や汚れを、クリーニング剤で丁寧に除去します。これにより、光の透過性が回復し、クリアな視界を取り戻します。
新たなシーリング材で再結合: 分解時に古いシーリング材を全て除去し、新たに高品質なブチルゴムを充填して、レンズとハウジングをしっかりと再接着します。これにより、純正以上の強力な防水性を確保します。
最終点検: 組み付け後、加圧テストや確認を行い、水漏れがないことを徹底的に確認して作業完了となります。


